JIRA API を叩いて担当者ごとのストーリーポイントを算出する

アスクルの こたにん (@Kotanin0) です。

アジャイル開発向けプロジェクト管理ツールである JIRA を用いてスクラム開発をすることで、チームの状況を可視化できます。
JIRAには、スプリントの状況を分析するためのレポーティング機能やダッシュボード機能が備わっています。 Dashboard スクラムにおいては 「チームの生産性を高める」 ことが大事な要素のひとつです。
そのためには、これらの分析機能を用いてスプリントの状況を細かく分析する必要があります。

わたしが現在担当しているスクラムチームにおいてもJIRAのレポートやダッシュボードを利用してスプリントの分析をしているのですが、その中でひとつ、どうしても分析したい指標がありました。

「スプリント内でメンバーごとのストーリーポイントがいくつなのか知りたい」

この指標を分析したい理由は、チームがコンポーネントチームではなくフィーチャーチームとして、フラットな関係性であるかを見たかったから。
言い換えると、メンバーごとにタスクが属人化していたり、着手しているタスクのストーリーポイントに差があったりしないかを見たかったから。

分析のためには数字を取りたいです。

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gRPC Request MessageをBean ValidationでValidateする

こんにちは。ASKULのほかほかごはんです。

grpc-spring-boot-starter で Spring Validationがサポートされました。Version 4.3.0 から利用できます。
Spring BootでgRPCメッセージをValidateする方法についてはこれまでもprotoc-gen-validate などの選択肢がありましたが、使い慣れたBean Validationが利用できるのは嬉しいニュースです。

やってみる

Request/Response両方のValidationを定義できますが、今回の記事ではRequestのValidationを試してみます。 次の環境で検証します。

Library Version
Spring Boot 2.4.2
Java 11.0.9
Kotlin 1.4.21
grpc-spring-boot-starter 4.4.3
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AWS Transfer FamilyをFTPで利用して、ホームディレクトリを論理ディレクトリとして実装する

こんにちは、ASKULのユウです。
FTPでログインしたユーザに対して、ホームディレクトリを論理ディレクトリとしてルートディレクトリに設定したい場面があると思います。
今回は、AWSのサービスであるTransfer FamilyをFTPで利用している際に、同様の対応をおこなったため記載しておきます。
調べてもAWSのこの記事しか存在していなかったため、対応方法を記事にしておきます。

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半分は経験して学んだ。マネージャーにおける学びを振り返る

この記事は Engineering Manager Advent Calendar 2020 22日目の記事です。

はじめに

アスクルの いのだい です。

私はLOHACOの複数のエンジニアチームを管理するポジションにいて、各チームのマネージャーを育成するミッションがあります。育成するためにはまず何が必要なのか考えた時、以前書いた 記事 を見返して、いかにして学んだのかを振り返ることにしました。なお、この記事で扱うマネージャーとはチームを取りまとめるポジションのことです。

現在マネージャーとして奮闘する方に少しでも参考になれば、という思いと、私をマネージャーにさせてくれた先輩方や元チームメンバーへの感謝を込めて記事にします。

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