こんにちは! アスクルでAStudyの運営をやっています、ちゃげです!
先日、コクヨ株式会社のエンジニアの皆さまとアスクルのエンジニアでコラボイベントを開催しました!
今回はそのイベントの開催レポート記事として、当日の一部コンテンツの様子と事後アンケート結果、舞台裏小話を中心にお届けします。
勉強会の準備〜当日の詳細については、コクヨ様の記事で詳しく紹介いただいてますので、ぜひそちらもあわせてご覧ください👀!
コラボ勉強会の目的と概要
今回のコラボイベントでは、アスクルとコクヨ社のエンジニア同士が知見を交換し、交流を深めることを目的に開催しました。特に、
- AI活用の現在地点を認識し、活用が進んでいる組織との交流から刺激を得ること
- 社外交流を通じて多様な文化や経験を学ぶこと
- 自社とは異なるステージにあるエンジニア組織の文化や経験を肌で感じること
をテーマに据えています。
開催概要は次のとおりです。
- 開催日:2025年9月19日
- 場所:コクヨ株式会社 THE CAMPUS HALL "CORE"
- 参加者:両社のエンジニア43名
- 形式:トークデッキを使用した意見交換ワークショップ
タイムテーブル
当日は次のような流れで進行しました。
| time | content |
|---|---|
| 16:00-18:00 | 準備(運営は来場可能) |
| 18:00-18:30 | 受付 |
| 18:30-18:40 | 開会 |
| 18:40-18:50 | ingCloud紹介 |
| 18:50-18:55 | 自社紹介LT:コクヨ |
| 18:55-19:00 | 自社紹介LT:アスクル |
| 19:00-20:30 | ワークショップ1ターン目(カルチャー・組織・風土) |
| 19:30-20:00 | ワークショップ2ターン目(技術・プロダクト) |
| 20:00-20:30 | ワークショップ3ターン目(生成AIツール・AI活用) |
| 20:30-21:00 | まとめ、閉会、撤収 |
当日の印象に残ったポイント
開放感溢れるおしゃれな会場に感動! 初のコラボ勉強会でしたがリラックスした雰囲気で進行できました。
ワークショップ
1テーブル5〜6名のラウンドテーブル形式で、「技術・プロダクト」「生成AIツール・AI活用」「カルチャー・組織・風土」をテーマとしてお互いのエンジニア組織について意見交換をするワークショップを行ないました。
テーマはテーブル上の「トークデッキカード」からランダムに引き、そこから会話を広げるスタイルです。
事前の懸念として「初対面で話続けるってなかなか難しいのでは...?」という声もありました。 しかし、トークデッキとして1テーマの中でも複数の話題を用意し、トークテーマと席は30分刻みで変わるようにしたことにより、話題が途切れることなくより多くの人とさまざまな話題で意見交換ができました。
トークデッキカード制作秘話!?
このワークショップで使用したトークデッキカードの作成はアスクル側で担当しました。
不要なトランプにトークテーマが書かれた紙を貼り付けるという、手作り感満載のカードを作成しました!
当初はランダムに話題を表示するアプリケーションをつくることも検討しましたが「やっぱりカードは物理で引きたいでしょ!」というボードゲーマーなメンバーの一声で作成に至りました。
当日はトークデッキカードも大変好評をいただき、お土産としても持ち帰りいただきました🃏
ingCloud紹介
コクヨ社で今冬発売予定のオフィスチェア「ingCloud」の紹介・体験できるコンテンツをご用意いただきました!
ingCloudマーケティング担当の方による製品紹介と、ingCloudに座れるテーブルをご用意いただきました。ワークショップの席替えのワクワク感をプラスしていただきました🪑
事後アンケート
イベント開催後、今後の運営をより良くするために参加者アンケートを実施しました。
ここでは、そのアンケート結果を大公開します!
事後アンケートの概要
回答者数は36名、参加者全体に対する回答率は約90%と高く、多くの方にフィードバックをいただくことができました。
設問は全8問とし、大きく次の形式で構成しました。
- 5段階評価:全体満足度、次回開催時の参加意欲
- 選択肢:参加理由
- 自由記述:満足度の理由、もっとも良かった点、改善してほしい点、今後期待する内容
アンケートは集計作業の容易さを考慮して、オンラインフォームで実施しました。 両社で使用しているプラットフォームに違いがあったため、アンケート項目を事前にすり合わせ、それぞれでアンケートを実施しました。
集計は、定量データを平均値・分布で分析し、自由回答はキーワードを分類して整理しました。
アンケート結果ハイライト
アンケート項目の内、いくつかをピックアップしていきます。
イベント全体の満足度とその理由
イベントの満足度について、次の項目で実施しました。
- イベント全体の満足度を教えてください! (5段階評価)
- イベント全体の満足度の理由をお聞かせください(自由記述)
5段階評価の平均は4.7、評価5 or 4と回答した方が全体の100%を占めました。
満足度の理由は次のようなものがありました。
「社外のエンジニアと交流する機会があまりないため、貴重な経験だった。勉強会の側面もありつつ、カジュアルに会話を楽しんで交流できたのが良かった。」
「外部のエンジニア組織との接点を得られたのはもちろんのこと、若いエンジニア組織とAIの活用方法をたっぷり議論できる機会はとても貴重でした。」
「今エンジニアとして走り始めた人たちがAIをどう捉え活用しているのか、生の声を聞けるというのがとてもいい刺激になりました。」
「コミュニケーションを深めるだけでなく、エンジニアとして成長するための知識も得ることができたため」
「純粋に楽しかったです!」
イベントに参加した理由
イベントに参加した理由については、次の選択肢からの複数選択式としました。
- 社外のエンジニアと交流がしたかったから
- 他社の情報やトレンドを知りたかったから
- 新しい技術・知識を学びたかったから
- 自社の課題解決・業務に役立つヒントを得たかったから
- 上司・同僚に勧められたから
- 飲食物の提供があったから
- その他(自由記述)
結果は次のとおりとなりました。
「社外のエンジニアと交流がしたかったから」が32票と一番多く、次いで「他社の情報やトレンドを知りたかったから」が22票となりました。
「その他」には、次のようなものがありました。
- ingCloudに座りたかったから
- オフィスが見てみたかったから
もっとも良かった点・改善したほうがよい点
もっとも良かった点、改善した方がよい点については自由記述としました。
良かった点については、ワークショップについての言及がほぼすべてを占めており、特にワークショップの構想時点で取り入れた「トークデッキカード」「席替え」「両社混合テーブル」が好評でした。
「話題提供トランプが良かったです!」
「1卓5人くらいかつ両社が混ざって構成されていたのが、話しやすさの観点と交流の観点の両面でよかった。」
「トークテーマがあらかじめ用意されているのも、話しやすさの観点でよかった。」
「1つの話題に固定されることなく、班駆動で話題を変えることができた点」
「カード記載の「AIの使い方」的なディスカッションがとても役立つものばかりでした」
改善したほうがよい点としては、告知についてや、トークデッキカード以外にもフリートークをしたかった、という声がありました。
「本来参加する予定はなかったのですが、同僚に誘われ飛び入り参加をしました。想像以上に内容が良く楽しかったので、もう少しSlackにワークショップの内容 or アピールを強めに書いても良いと思いました。」
「個人的にはもっとアスクル側のエンジニアに色々聞きたいことあったな...と後から思いましたが、トークテーマのこと考えすぎて余裕がなくなってしまった自分に反省してます」
同じようなイベントが開催される場合の参加意欲・今後やってみたい企画
今後についてもご意見をいただくべく、次の設問を組み込みました。
- 同じようなイベントが開催される場合、どの程度参加したいですか? (5段階評価)
- 今後やってみたい企画があればお聞かせください(自由記述)
5段階評価の平均は4.7という結果になりました。
今後やってみたい企画としては、次のようなものがあげられていました。
- LT会
- ハッカソン
- 全体で盛り上がれるようなもの
- 他業界のエンジニアとのコラボ勉強会
- お悩み解決会
- バリューズカード
学びと今後
学び
今回のコラボ勉強会とアンケート結果から、大きな学びと改善のヒントが得られました。
まず好評をいただけた「トークデッキカード」「席替え」「両社混合テーブル」という仕掛けについて。初対面でも会話がしやすい環境作りはとても重要で、これらの工夫は満足度を押し上げることに直結すると感じました。 この点は今後の企画においても積極的に活用できる学びとなりました。
また、運営の観点では「勉強会の目的や方向性を早期に固める」「タスクは依存しすぎないように分担する」という2点が今回無事開催に至れた大きな要因なのではないかと考えています。 運営についても、引き続きブラッシュアップしていければと考えています。
一方で、告知方法や自由度のバランスについては改善の余地が見えてきました。
告知方法については、はじめての方でも一歩目が踏み出しやすいよう、もう少し具体的な内容での情報発信や、告知設計の強化を行なっていきたいです。
また、今回のようなワークショップにおいては、トークテーマ以外のフリートーク時間の確保など、イベント設計の幅を広げる余地があります。
今後
「他業界のエンジニアとのコラボ」「ハッカソン」「LT会」など、次回に向けた具体的なアイデアも多くいただくことができました!
今回の経験や学びを活かして、第2回の開催も...?! 「楽しくて、学びがあって、また行きたくなる場」を継続的に提供できるよう、両社協力して取り組んでいきます。
そして今後も、多様な文化や経験が交じり合う場を通して、エンジニア同士のつながりを広げていきたいです。
最後に
コクヨ社の皆さまには、イベントの企画・運営、場所の提供、ingCloudのご紹介等々コンテンツもご用意いただきました。本当にありがとうございました!
今後も引き続き、よろしくおねがいします!!