スクラム開発をボトムアップで始める (2) 〜 Sprint Planningで計測可能な計画を作る 〜

こんにちは「むらたん」です。 不定期連載「スクラム開発をボトムアップで始める」の2回目の記事です。

前回までのあらすじと今回のテーマについて

このシリーズは私が所属するチーム(まだ立ち上げ段階)の取り組みを紹介しており、前回の記事では、スクラムで定義されたルールを用いながら、チームやメンバーの不透明な部分を管理し、理解を深めていく話をしました。 また、その過程の中でスクラムのルールを段階的に適用しつつ、テーラリングしながらスクラム開発ができる状態に近づけていくためのアプローチについても触れました。 以降、スクラムの用語を使いますので、詳細についてはスクラムガイドをご参照ください。

現時点で適用しているスクラムのルールは一部で、紹介している活動はスクラム開発ではないですが、すべてがととのう頃にはチームに最適化された形のプロセスになるはずだと信じています。 今回は活動サイクルの計画立案時、つまり、スクラムのルールで言うところの、スプリントプランニングの取り組みについて紹介したいと思います。

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Slack発言を解析するツールを作ってみた話

こんにちは、アスクルの いのだい です。

アスクルでは社内のチャットツールとしてSlackを利用しており、分報チャンネルで日々思ったことをつぶやいています。2019年が終わり、自分がたくさん発言したことはなんだろう??と思い、分報チャンネルの発言を集計してみることにしました。 Slack API が json 形式でレスポンスを返してくることを知っていたので、Python 3 で実装にチャレンジします。

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スクラム開発をボトムアップで始める (1) 〜 Impediment Listから始める 〜

自己紹介

はじめまして「むらたん」です。昨年9月にアスクルへ入社し、3PL事業であるOPA(Open Platform by ASKUL)を担当しています。事業についての詳細はこちらをご覧ください。

OPAはASKULやLOHACOと比べると歴の浅いサービスで、エンジニアチームはまだ立ち上げ段階ということもあることから、現在取り組んでいるチーム作りについて、何回かに分けて紹介したいと思います。

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GitHub Actions 依存関係キャッシュを検証する

こんにちは。最近GitHub Actionsをいじりはじめた、「みやまえゆたか」です。

GitHub Actionsには依存関係をキャッシュする機能があります。 -> 依存関係をキャッシュしてワークフローのスピードを上げる - GitHub ヘルプ

キャッシュするとどれくらい効果があるのか? 検証してみました。

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プロジェクトレトロスペクティブでワールドカフェをやったので全部見せます

こんにちは。エンジニアリングマネージャーの さとうだいすけ です。

アスクルではプロジェクトのはじめにインセプションデッキを作成し、プロジェクトのおわりにプロジェクトレトロスペクティブを行っています。 本記事では、プロジェクトレトロスペクティブにて、ワールドカフェを実施したお話を(できる限り)全部お見せしようと思います。

ワールドカフェとは

ワールドカフェとは、カフェのようなリラックスした空間と雰囲気の中で、少人数に分かれたテーブルで対話を行います。ただ対話をするのではなく、他のテーブルとメンバーをシャッフルをして対話を繰り返すことで参加者全員の知識と意見を集約することができるという対話手法です。

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Custom Metric の StackDriver Monitoring Slack 連携

こんにちは。ASKUL ごましおらぶです。

何をやるのか

GCP (※Google Cloud Platform) 上の何らかの処理が、正常に処理されているはずなのに異常な状態になることもあります。そのような時には簡単な設定だけでアラートを飛ばして検知したい。すなわちモニタリング環境を簡単な手順で構築してみましょう。

簡単な方法は何か

GCP 上のログをモニタリングする方法として、エラーログをフィルターしてエクスポート(Cloud Pub/Sub, Cloud Storage)エクスポート先から通知処理(ex: Cloud Functions から Slack Webhook を叩く)を行う方法があります。
※ ログのエクスポートについては公式ドキュメント:ログのエクスポートの概要を参考
※ エクスポートしたログの利用については公式ドキュメント:エクスポートしたログの使用を参考

Stackdriver の Notifications の設定を利用すれば前者の方法よりもっと簡単に Slack と連携させることが出来ます。

この記事のポイント

Default Metrics の Monitoring の構築方法は公式ドキュメントなどに載っていますが Custom Metrics の Monitoring 設定 + Slack 連携をまとめた資料が見つからなかったので、記事を書こうと思いました。それでは、構築方法を解説していきます。

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第30回高専プロコン 都城大会 に行ってきました! #procon30

アスクルの こたにん@Kotanin0 です。
先日、2019年10月13日(日)~14日(月)に宮崎の都城で開催された、高専プロコンのレポートです!

プロコン?

http://www.procon.gr.jp/

全国高等専門学校プログラミングコンテスト、略してプロコンをご存知ですか?

その前に「ロボコン」はご存知ですか?
学生がロボットを自作して競技をする、地上波で中継してたり、過去には映画化されていたりして、聞いたことある人多いかも。
全国高等専門学校ロボットコンテスト、略してロボコン。

ということは。
プロコンは、プログラミングで競い合うイベント?

その通り。

プロコンは、全国の高専の学生がプログラミングを武器に、競技したり作品展示したりするイベントです。
1990年から始まっている本大会は、今年で30回目の開催、意外に歴史ありますね。
冒頭で話した高専ロボコンは1988年からはじまっているので、実はそんなに差はなかったらしい。

プロコンの3大部門

プロコンは、3つの部門に分かれています。

競技部門

ルールに従った競技を行う部門、AI将棋をもう少しライトにしたようなイメージ。
リアルタイムでプログラミングを行うものではなく、あらかじめ決められた競技ルールに対して、いかに最適な解を導くことができるか。
そのアルゴリズムを持ち寄って、競技に臨む感じ。

課題部門

ある課題に対して、作品を制作して展示・発表する部門。
今年は昨年に引き続き「ICT を活用した地域活性化」という課題、課題に対してアイディアを出してソリューションを作る。
課題は2年に1回アップデートされます。

自由部門

ノンジャンル、とにかく自由な発想で作品を作り展示・発表する部門。
日常生活の中からの着想、最新技術を取り入れたものなど、様々な作品があります。
余談ですが、私は学生のときに課題部門で予選落ちを喫しました。。。

プロコンに協賛しました!(2年連続2回目)

実は弊社アスクルは、このプロコンに昨年から協賛しています。
そのときの記事がコチラ。
tech.askul.co.jp このときの本文に、こんなことを書いていました。

次回の第30回大会、都城。
断言はできないですが、来年以降も引き続き協賛したいきもちです!
みなさん、来年またお会いしましょう!!

1年前のフラグ、ちゃんと回収できました!

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