こんにちは。 こんにちは。
アプリエンジニアの元と登場2回目のなかむらです。
普段はASKULでLOHACOというECサービスを開発しています。
私たちは先日マウンテンビューで開催されたGoogle I/O 2018に参加してきました。
今回はその会場での様子をレポートしたいと思います。
Google I/O 2018とは?
Googleが2007年から毎年5,6月にアメリカのカリフォルニア州で開催しているデベロッパー向けのカンファレンスです。
今年は5/8~5/10の3日間、マウンテンビューにあるShoreline Amphitheatreで開催されました。
余談
- 会場はGoogle本社のすぐ裏でした。
- Amphitheatre(アンフィシアター)の意味を帰国後知ったのですが、古代ローマの円形演技場だそう。
だだっ広い会場のシンボルとなっている半円形の舞台の上でキーノートスピーチが行われました。
なぜ参加したのか?
(当然)LOHACOやASKULで使えそうな最先端の技術ネタをGoogleから仕入れるためです。
また会社として、エンジニアの知的好奇心に刺激を与え、さらなる成長を促す!という狙いもあります。
ASKULでは内製エンジニア組織ができて日が浅いこともあり、これまでは技術的な研修に行ける機会はそんなに多くはありませんでした。
しかし、これからは国内外問わずこうした研修に参加するチャンスも増えていくことでしょう(ありがたや)
会場では何ができるの?
いろいろできます。
- セッションをひたすら聞いたり・・・
- デベロッパー同士で話すもよし・・・
- Googleの人に質問したり・・・
- AI/VRや自動運転車等の展示物を見にいくもよし・・・
- Codelabsで最新の技術をひたすら試すもよし・・・
- 飲み食い無料&自由
まさにデベロッパーのためのお祭りです。
Session
Googleデベロッパーの最新技術・事例のプレゼンが聴けます。
1プレゼン1時間かからないくらい。
Youtubeに全動画が上がってます。
Codelabs
各種技術のチュートリアルをひたすら体験できる場所です。
PCが置いてあり会場に持ってきてない人でも体験OK。
なおココに公開されているので、興味ある方はぜひ体験してみましょう。
Office Hour & App Review
Office HourはGoogleデベロッパーに直接質問できる場です。
そしてApp Reviewは文字通りGoogleデベロッパーにアプリをレビューしてもらえる場です。
こんな機会は滅多にないので、これらこそGoogle I/Oの醍醐味といえるでしょう。
会場の雰囲気
↓イベントの前日にGoogleからバッジを始め、水筒・日焼け止め・サングラスを受け取りました。
(何ぞや?と思ったら実際、会場の日差しが強すぎてマストアイテムでした)
↓イベント初日はキーノートが始まる前に会場の全員で簡単なゲームをやりました。
※ 今もココで楽しめます。
↓毎日朝食も出ました。コーヒー・お水が飲み放題、軽食が食べ放題です。
↓人がいっぱいいます。全部で7000人だそうです。
↓ランチです。メニューを見て一箱ゲット!
↓適当に座って食べます。
↓会場内の地図です。
↓事前にWebやアプリからSession参加予約をしておくのがオススメです。
↓Sessionを見るために並んでます。予約していると優先レーンに並べます。
(ディズニーのファストパスと同じシステム)
↓Sessionです。全て英語です。
↓Firebase関連ブースです。英語力が低くて質問はできませんでした。;;
↓Codelabsです。PCはMacでした。慣れないキーボードに苦戦しました。
感想
by 元
AI
今までと違って、その気になれば誰でもアクセスできるレベルまでハードルが低くなったと感じました。
キーノートに登場した「shaza」という少女の話はまさにその例です。
手軽にAIを導入できるようになったことから、これからはAIを活用して既存になかった新しいサービスを低コストで作れる → 「ビジネスチャンスがいくらでも転がっているかも???」と思いました。
Android
普段iOSアプリを開発している私にはよく分からない話もありましたが
全体的に興味深い内容が多かったです。
普段の開発で不便だった部分やアプリのインストールを促進するために、何を改善したかを
見せてもらい、Google社は本気でデベロッパーをサポートしているなと感じました。
Session数から感じたこと
全体のSessionを数で見るとAndroid関連が一番多く、
その次にAI(TensorFlow、Machine Learningも含む)、Google Assistant、Firebase、AR / VR sessionが多かったです。
これからは上に並べた順で重要性がさらに高くなるかもしれません。
Google社が「今、何に重きを置いているか」、「これからのトレンドは何になるか」を
チラ見した気分になりました。
(※ざっくり数えたので正確ではないかもしれません)
個人的まとめ
エンジニアにとっては「かなり刺激になる & とっても楽しい!」イベントでした。
次も参加したくなったのでこれからも技術と英語を頑張ろうと思います。
by なかむら
主にWebとGCP関連のSessionに参加しました。
PWA! AMP! PWA! AMP!
Web関係ではとにかくPWA, AMP, PWA, AMPでした。
特にECでAMPを導入した事例の紹介は、ECサービスを開発している身としては注目せざるを得ないセッションでした。 →Build e-commerce sites for the modern web with AMP, PWA, and more
guess-js
https://github.com/guess-js/guess の紹介が衝撃的でした。
Google Analyticsの結果を機械学習させて遷移しそうなページをprefetchするようなライブラリだとのこと。
こんなのが出てくるとフロントエンドもバックエンドも人間のやるパフォーマンス・チューニングの仕事はなくなりそうだな・・・と思いました。
細かいところで
- ES ModulesがIE以外の主要なブラウザではサポート済み
- ChromeのDevToolsでマルチカーソルが使える(MacはCMD+Click, WindowsはCTRL+Click)
は知ることができて良かったです。
個人的まとめ
数多くのSessionを聴いて新しい知識を吸収できて良かったと思います。
しかしながらOffice Hour等でGoogleデベロッパーに直接質問できるチャンスなのに、まだまだ質問可能なレベルまでに技術を使い込んでないことに悔しい思いをしました。
また、そもそも質問するにも英語力が足りない、技術の知識も足りない、足りない足りない何もかも足りないッ!と思ったので精進します。
そんなこんなでしたが
広々とした会場で世界各国のデベロッパーに混じって、先進的な事例を数多く知ることができ、非常に刺激的な3日間でした。
また移動手段としてUberやLyftといったUSならではのサービスをたっぷり利用したのも良い経験になりました。
この経験を活かしてユーザに最高の体験を与えられるECサービスを開発すべく日々精進していきます。
最後までお読みいただきありがとうございました
ASKULではGoogle I/O 2018で語られていたような最先端の技術を使って最高のECサービスを作りたいエンジニアも募集してます!