【社内勉強会】AStudy Advent Calendar 2020開催レポート

こんにちは。たっつーといそのです。

昨年の12月に社内限定公開のAdvent Calendar 2020を実施しました! 遅くなりましたが、その様子をお届けします。

AStudyとは?

AStudyとは"ASKUL Study"の略で、知識の共有を目的として、ASKULで独自に行なっているイベントです。 勉強会やイベント、カンファレンス、LTなどを企画していますが、現在はLTを中心に実施しています。 テーマは自由で、毎回3~4名の方がスピーカーとなってお話いただいています。

2018年3月からスタートし、ほぼ毎月実施しています。

今回のAStudy

12月はAdvent Calendarを実施しました。 Advent Calendarとはクリスマスまでの日数をカウントダウンする習慣のことです。 エンジニア界隈では12月1日から25日まで毎日記事を投稿するイベントが毎年開かれていて、社内でもできないかと、今年から新卒エンジニアが企画・開催しました。 開催するにあたって「外部に記事を公開することのハードルが高い」といった声があり、そのハードルを下げるため、今回は社内限定公開にしました。 また、社内エンジニアどうしのコミュニケーションを活発にするという目的もあります。

記事一覧

どの記事もとても充実した内容で、興味深いものばかりでしたから皆さんにも少しだけ、タイトルだけですがお見せします。 記事一覧 いかがでしょう?この中に皆さんも気になる記事があったのではないでしょうか? それでは次にたっつーといそのが実際に読んで気になった記事をもう少しだけ詳しく紹介いたします!

気になった記事と感想

たっつーが注目した記事

1つ目は共同執筆者である、いそのの「お酒によるマインドセット?」です。
この記事では、カクテル🍸 を使ってマインドセットしていることを紹介しています(もちろん、お酒は程々にしましょう!)。
カクテルは真面目に作ろうとすると手間がかかるらしく、憂鬱な気分のときや、大変な仕事を終えたときに実践しているそうです。 それをすると特別感が増し、大変な1日が楽しい1日へと変貌するようです。 私はお酒をほとんど飲まないので、代わりに手間のかかる料理を作ることで、マインドセットしようと思いました!

2つ目の記事は、8日目の「Linux From Scratch ver.10.0 やってみた」です。
この記事では、Linux From Scratch(LFS)を使ってLinuxを一からビルドした時の所感が記載されています。 執筆者が感じた、LFSから学べることは大きく分けて2種類あるそうです。

1つはLinuxに関する基礎知識です。普段私たちが何気なく使っている/binや/etc、/usrなどから、/bootや/sysなど普段触れない部分まで構築する必要があるため、それぞれのディレクトリがどのような役割を果たしているかを知ることができるそうです。

もう1つはシステムをビルドする際の原理や手順などの知識です。 記事中ではパーティションの作成・管理方法や、クロスコンパイラを用いたシステムのビルド方法について解説されていました。

この記事を読んで正直難易度が高そうだと感じましたが(笑)、Linuxについて体系的に知ることは実はとても大切だと思いますし、何よりLFS以外の新たなシステムを構築する際の手助けになると思いました。

いそのが注目した記事

私も1つ、共同執筆者のたっつーの記事を紹介させていただきます。 タイトルは「Raspberry Piを使ってスマートリモコンを作ってみた」です。
この記事はRaspberry Pi、通称ラズパイを使って部屋の照明を操作するリモコンを作成したその軌跡を書いたものになります。 ラズパイというのは名刺サイズの小さいコンピュータですが、しっかりと色々な機能を搭載できるものです。 なんだか難しそう、という印象を受けがちなジャンルかもしれませんが、とってもわかりやすく導入方法を記載してくれていました。 また、今後の展望としてスマートホームを活用して「電気つけて」「電気消して」など、声で操作できるようにする構想もあるそうです。

CTO賞

さて、たくさんの記事が寄せられたこのAdvent Calendarですが、せっかく開催するならばと弊社CTOに気に入った記事、好きな記事を選んでいただく賞を設けました。 今回選ばれた記事は2記事。なんといずれも新卒エンジニアが書いた記事が選ばれました! その名誉ある2記事をCTOからのコメントと共に記事の内容を紹介させていただきます。

1つ目は新卒エンジニアによる執筆の「SlackBot入門」です。 まずはCTOからのコメントがこちら。

わからないことを自分で調べて記事にするというスタイルが非常に良くて、記事もわかりやすくなぞると自分でも実践できるという形になっているのがよかったです。

記事の内容としては上司から「SlackBot作ってほしいな」という依頼を受けたものの、期待に応えられなかった悔しさで一念発起し、勉強しながら作ったSlackBotの紹介と作成手順をわかりやすくまとめたものになります。 実際の作業のスクリーンショットをたくさん載せてくれていたり、易しく詳細に記載されている説明のおかげで、初心者でも読みながらすぐに作りかたが分かるような素晴らしい構成でした。

2つ目はこちらも新卒エンジニアによる「いかに"Pok◯mon GO"のUIが神か語る」です。 こちらもまずはCTOからのコメントです。

デザインは自分の感性を相手に説明することが必要になりますが、一言メモでそういうのが書かれており良かったです。記事もわかりやすく、見ていて面白かったです。

こちらも少しだけ内容の紹介をさせていただきます。Pok◯mon GOをかなりやり込んでいる執筆者が、UIという側面から「どれだけPok◯mon GOのUIがすごいのか」を鋭い考察や執筆者の"推しポイント"を5つの視点で語る内容になっています。 私もこのゲームはやっていますが、UIという観点で考えたことなどなかったのでとても興味深く、確固たるデザインおよびUIへの知識を感じさせる内容でした。

いいね賞&アンケート賞

いいね賞

次にいいね賞です。全24記事の中でもっとも「いいね」ボタンを押された記事が対象となります。 その栄えある1記事になったのは、なんとこれも新卒エンジニア執筆の「心理的安全性から見たSlackチャンネルの可視性に関する一考察」です。
なんだか論文チックなタイトルのこの記事ですが「心理的安全性」「情報の透明性」「属人化を防ぐ」という3つの観点から 「パブリックなチャンネルで議論やコミュニケーションをしよう」という提案を読者に投げかけ、 チームないしは会社全体の効率性が高まることでさらなるバリューを生み出してくれるのではないかという結論で締められています。
一見何やら難しそうな内容と思ってしまいますが、実際は非常に噛み砕かれた表現で感覚的に理解できる素晴らしい文章でした。 内容にも納得でき、もっとも「いいね」と思われたことも頷ける、そんな記事でした。

アンケート賞

いいね賞とは別に「1番よかった」と思う記事を投票するアンケートを募り、それを表彰するのがこのアンケート賞です。 なんと受賞記事は同率で2記事! 最終日投稿の2記事が栄誉を勝ち取りました。 記事タイトルは「Core Web Vitals - Googleが提唱したWeb UXの新指標」「「仕事」ってなんだろう。」です。
なんとどちらも同一の執筆者による投稿で、片方は技術記事、もう片方はマインド的な記事です。 全く異なるベクトルを向いた両記事ですが、エンジニアが多くを占めた読者が興味をひかれ、「1番よかった」と言われるにふさわしい素晴らしい内容でした。 早速その内容を紹介していきます。

まずは「Core Web Vitals - Googleが提唱したWeb UXの新指標」です。 Googleが新たに提唱したWeb UXの新指標、Core Web Vitalsの紹介をしているこの記事。
Webエンジニアという職業に就いている以上知っておくべき最新の情報を簡潔に、しかしながら詳細にまとめています。 そもそもCore Web Vitalsとはものすごく簡単にいえば「GoogleがWeb UXの指標を3本柱で定義した」というもの(記事から抜粋)。
その3本柱について所感を交えた解説、そしてSEOに絡めて重要性を説いています。 全文お見せしたいくらい完成度が高い記事なので、この程度の紹介しかできないのが本当に心苦しいところですがもうひとつの記事の紹介に移ります。

もうひとつの受賞記事は「「仕事」ってなんだろう。」というタイトル。 これは「仕事」を抽象的に捉え、徹底的に掘り下げる記事です。 いきなり物理学でいう仕事について話が始まり、どういうことだろうと読み進めていくと「おおきなかぶ」というお話が「仕事」の比喩表現として ピッタリだと語ります。
この時点ではまだまだ不思議な記事なのですがかぶを抜くことを「仕事」と捉えて深掘りしていくうちに おおきなかぶをひとりで抜こうとしているところから「見積もりが甘い」「パフォーマンス不足に気づいていない」であったり、 最後に参加したネズミはかぶを引っ張っているとは気づいていなかっただろうという推測から「ゴールが不明瞭であった」など 私たちが行なっている仕事に関係のありそうな言葉が次々と出てきます。
「ゴールが不明瞭であった」というところで冒頭の物理学の伏線と絡めて 「全員が同じゴールに同じベクトルを向けていなければ、仕事を達成する力が分散してしまう」 という問題が提起されます。
そうして見えてきたかぶを抜く中での3つの大事な要素が「仕事の全体像、ゴールを把握しておく」「個の力を最大化させる」「複数の力を合わせてより大きな力を生む」というもの。 これはまさに私たちが日々行なっている「仕事」にも通ずることだよね、と繋がっていきます。
まだまだ元記事自体は続きがあり、ここからが読者が「1番よかった」というゆえんであり、私としても感銘を受けた記事だったのでもっと紹介したいのですが長くなりすぎてしまうのでこれくらいに留めておきます。

おわりに

イベント開始前は本当に記事が集まるのか、盛り上がってくれるのかと不安でしたが、どの記事にもたくさんの共感や懐旧のコメントが寄せられました。 また、エンジニア以外の方にも読んでいただくことができ、弊社社長からコメントをいただいた記事もありました。
今年は発展させて社外への公開もしていくのか、この企画を継続するのかもまだ決まっておりませんが、運営としては大成功だったと感じています。

最後になりますが、このブログ記事を読んでいただきありがとうございました。 他にもASKUL Engineering BLOGでは面白い記事や新卒エンジニアの書いた記事が掲載されておりますのでぜひそちらもご覧くださいませ! そしてこの場を借りてAdvent Calendarにご協力いただいた社内エンジニアの皆様に改めましてお礼申し上げたいと思います。

今回はAdvent Calendarという普段とは異なるAStudyレポートでしたが、次回はまたLTのレポートが公開されます。ぜひお楽しみに!

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