新人エンジニア(新卒)が語るアスクルの魅力

こんにちは。2020年4月に新卒入社した、しゅん(@MxShun)です。

本記事では、入社1年になる新人エンジニアが「なぜアスクルに入社しようと思ったのか」「実際に入社してどうだったのか」という切り口で、アスクルでエンジニアとして働く魅力をご紹介します。

まえがき

本記事は「新人エンジニア(中途)が語るアスクルの魅力」の「新卒」バージョンという位置づけです。

tech.askul.co.jp

なぜアスクルに入社しようと思ったのか

就職活動時のエントリシートを引っ張り出し、読み返してみました。

入社しようと思った理由、きっかけは大きく3つあったようです。

1.ECで人の役に立ちたかったから

これが一番大きな理由です。

私は地方出身で、なにか欲しいものがあってもすぐに入手できない、そもそも手に入らないという辛酸をなめるような経験をしてきました。他方ECは、誰にでも分け隔てなく商品を届けてくれます。そういう意味で、ECの恩恵や可能性を人一倍に痛感していました。

数あるECの中で、なぜアスクルか。

それは、エンジニアとして手がけられるフィールドの広さに魅力を感じたためでした。アスクルは独自の物流を持っており、長いサプライチェーン全体をエンジニアリングできます。

また、アスクルが創業以来掲げているDNA「お客様のために進化する」に強く共感したという側面もあります。

ASKUL WAY|アスクル株式会社 企業サイトより ©ASKUL Corporaion.

2.挑戦できる土壌がありそうだったから

私が企業としてのアスクルに出会ったのは、とある就活イベントでした。

そこで採用担当の方が「人事採用でもスクラム*1を導入している」とお話されていたことをいまでも印象深く覚えています。

その印象深さ、衝撃の主たる理由は2つあります。

第1に、スクラム=ソフトウェア開発フレームワークという凝り固まった概念がリフレーミングされたこと。

第2に、新しい考え方を試すことができる柔軟な環境がありそうだと感じたことでした。

このときの衝撃が、アスクルには「新しいことに挑戦ができる土壌があるのかも」という正の印象に転換されました。

働く環境|アスクル 新卒採用より ©ASKUL Corporaion.

3.雰囲気がよかったから

単純明解な理由です。

就活イベントでお会いした採用担当の方とエンジニアの方、そして会社説明で感じた共通の第一印象、それは「雰囲気がよい」でした。

言語化が難しいのですが、ここで働いてみたい、一緒に働いてみたいと素直に感じました。いまでこそ出社をする機会というのはめったにありませんが、オフィスが洗練されて見えたのも雰囲気がよいと感じた理由のひとつかもしれません。

最新のアスクルオフィスエントランス

実際に入社してどうだったのか

では、実際にアスクルに入社してどうだったのでしょうか。

入社前に抱いていた印象や考えとのギャップはあったのでしょうか。

影響力のあるプロダクトに携われる

ASKULお客様数 400万超事業所提供する商品数 800万超という大規模サービスに携わることができ、インパクトのある施策を新卒1年目から打ち出すことができます。

これを強く実感したのは、ABテスト*2の保守開発を担当したときでした。

ASKULのPCトップページには、「お知らせエリア」と呼ばれる、ログインユーザごとにお得なお知らせ情報を配信するフィールドがあります。

ABテスト実施前のUI

このエリアをデフォルトでクローズ/オープンにしたUIでABテストを実施するというのが、担当した保守開発の内容でした。

デフォルトでオープンにしたABテスト対象のUI

1週間のテスト期間を経て、お知らせエリアをデフォルトでオープンにした方が経由売上が152%伸長という結果が出ました。このような小さなUI変更でも、大きなインパクトを生み出すことを体感した瞬間でした。

話は変わって、2020年11月、アスクルは「データ×テクノロジーによる『売らないマーケティング』」でNIKKEI BtoBデジタルマーケティングアワード大賞を受賞しました。

売らないマーケティングは、コロナ禍での衛生用品の買い占めなどに対応し、お客様の属性データや購買データなどのデータを活用して本当に必要とするお客様を特定して優先的に販売するスキームを実現したということです。

この着想はまさに、アスクルのDNAである「お客様のために進化する」を具現化したひとつの形だと思います。

「お客様のために」を出発点に、影響力のある施策を打ち出すことができる!これこそが、入社の理由「1.ECで人の役に立ちたかったから」に対するアンサーです。

主体性を尊重してくれる

入社の理由「2.挑戦できる土壌がありそうだったから」に対しては、「やりたい」といったことは基本的になんでもやらせてもらえる風土がある!が答えになりそうです。

直近でいうと、2021年2月に「JBUG東京#20 〜そこが知りたい!Backlog活用術〜」に登壇をさせていただきました。

新卒エンジニアで取り組んだ社内問い合わせの対応改善をJBUG(Japan Backlog User Group)でアウトプットしたいことをマネージャに伝えたところ、快くそれを受け入れ、登壇の機会を用意してくださいました。

運営ブログ「#JBUG東京 # 20 のライブ配信とまとめ作成をしました - #JBUG #コミュニティ運営」でも触れていただいていますが、私にとって初めての社外登壇で、インタラクティブに情報のアウトプットができたとてもよい時間でした。

speakerdeck.com

また、2020年12月には、社内で初の試みとして「Advent Calendar」を開催しました。

このときも、マネージャはあくまで新卒エンジニアのやり方や意志を尊重したうえで、運営の支援をしてくださいました。そのおかげもあってカレンダーは満員で、エンジニア同士アウトプットと交流がし合えた満足度の高いイベントとなりました。

tech.askul.co.jp

主体性とはまた別ですが、Yahoo!主催イベント「Yahoo! JAPAN Internal Hack Day 17」のように、大きな挑戦のチャンスが降ってきたりもします。

挑戦という枠を通して個人の成長を後押ししてくださる環境があると感じました。

techblog.yahoo.co.jp

心理的安全性が高い

言語化が難しいと述べた、入社の理由「3.雰囲気がよかったから」は心理的安全性*3の高さから説明ができそうです。

私が所属しているチームに新たにメンバーが加わることがなった際、マネージャはチームをこのように説明しました。

・明るい、よく喋る、よく笑う
・心理的安全性が高い(と思っている)
・ボケ(或いは天然)ばっかりでツッコミ不在
・部長とマネージャが忘れっぽい
・自走力が高い
・働き方が柔軟(会社的にも)

これは何も誇張ではなく、本当にそのとおりだと思っています。ツッコミが不在なことも含めて。

技術選定や開発設計で意見が分かれれば徹底的にディスカッションする。毎日30分の雑談時間では業務の話はしない。分報チャネルでお互いのパーソナリティを知り合う。チームでの情報のアクセサビリティを高める。こういった取り組みや日々のモチベーションで高い心理的安全性が保たれ、最高のバリューを生み出せていると感じています。

いつかのチームチャネルの興味深いトーク

おわりに

今回は、入社1年になる新人エンジニアが「なぜアスクルに入社しようと思ったのか」「実際に入社してどうだったのか」という切り口で、アスクルでエンジニアとして働く魅力をご紹介しました。

結論としては、入社前に抱いていた希望や考えとのギャップはほとんどなく、むしろポジティブな意味で想像以上の環境がありました。ただし、私のチームや身の回りでの話という前提はお含みおきください。

私自身が新卒採用イベントに関わらせてもらう機会が何度かあり、共通して挙がった質問に対する回答をパブリックにできればというモチベーションで筆を執りました。冒頭で触れた「新人エンジニア(中途)が語るアスクルの魅力」の記事が大変に人気だったため、乗っかったという意図もありますが。書いてみると、むしろ自分の歩いてきた足跡を見ているようで、入社から1年の振り返りにもなりました。

最後までご覧いただきありがとうございました!

告知

来たる3月25日(木)19時より、「AStudy+」と題したイベントを開催いたします

アスクルでは、新卒エンジニアが主体となって社内勉強会「AStudy」を毎月実施しております。3月は社内に閉じない初のパブリック開催! ということで、「AStudy+」を名づけたイベントを実施する運びとなりました。今回は新卒エンジニアを中心にLightning Talkを行います。

私はトップバッター「10分で『エラスティックリーダーシップ』をアウトプット」という題目にて登壇します。

皆さんのご参加をお待ちしております!

▼▼ 詳細はこちら ▼▼ askul.connpass.com

*1:スクラムとは、複雑な問題に対応する適応型のソリューションを通じて、⼈々、チーム、組織が価値を⽣み出すための軽量級フレームワークのこと。

*2:ABテストとは、現在表示されている情報(パターンA)と、その情報に変更を加えた情報(パターンB)を用意し、どちらのパターンをユーザに表示した方が高いコンバージョン率を得られるかを検証する手法のこと。

*3:心理的安全性とは、対人関係においてリスクある行動を取ったときの結果に対する個人の認知の仕方のこと。噛み砕くと「無知、無能、ネガティブ、邪魔だと思われる可能性のある行動をしてもこのチームなら大丈夫だ」と信じられるかどうかを意味する。

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