出向について

こんにちは、LOHACOフロント開発部の生駒です。新卒でアスクルに入社して3年目になり、今年からLINEヤフー株式会社に主務出向してお仕事をしています。

今回のエントリではなぜ僕が出向しているのか、出向先でどんなことをしているかについて記述していこうと思います。

なぜ出向しているのか

2012年、アスクルとヤフーの協業プロジェクトとして LOHACO という個人向け通販サイトが生まれました。

現在LOHACOはLINEヤフーとアスクルのどちらの環境にもシステムが存在しており、それぞれの会社で開発・運用をしています。LOHACOの中でLINEヤフーに基盤があるシステムについては、アスクルから20人前後のエンジニアがLINEヤフーに出向し、日々開発に励んでいます。

どんな働き方なのか

1. ワークスタイル

基本的にLINEヤフー社の業務ルールや開発規約に沿って業務を行っています。出向が決まるとMacBookが支給され、LINEヤフーの中途社員向け研修を受けます。GitHubやデータベース、クラウド基盤もすべてLINEヤフーのものを使用しています。

業務の比率としては9割方LINEヤフーPCでの作業のため、アスクル側のPCを開くことはほとんどありません(このせいで重要な社内報を見落としたりもします。気をつけないとです...)

2. 業務内容

現在の部署ではバックエンドを担当しており、LOHACO関係者が登録した商品やクーポンやキャンペーン情報をフロント画面に反映するツールの開発・運用をしています。セキュリティ上、アスクルとLINEヤフーでは双方のDBへのアクセスができないため、APIを使ってデータをやり取りしています。新しくデータをやり取りする際はその都度アスクル側とLINEヤフー側にAPIを作成することになります。

普段のタスクは、たとえば「クーポンを発行してほしい!」や「1ページ中に表示できるキャンペーンの数を増やしたい!」などの要望がアスクル社内で上がり、マネージャーを通して開発チームに降りてきます。エンジニアがアスクル社内と直接やりとりすることもあり、このときのコミュニケーションはZoomやLINEヤフー+アスクルの社員で構成されるSlackの外部コネクションチャンネルを使います。なるべくLINEヤフー側のPCで完結するよう環境が整備されています。

出向している身ですが、実際業務する上でストレスはほぼありません。環境を整えてくれた先輩社員に感謝です!

LINEヤフーとアスクルの比較

LINEヤフーとアスクルの色々を比較してみました。

アスクル LINEヤフー
主な使用言語 kotlin Java
フレームワーク Spring Boot Spring Boot
エディタ IntelliJ IDEA Intellij IDEA
サーバ AWS オンプレ
CI/CD Github / AWS 社内ツール
ログ監視 AWS / New Relic 社内ツール
VCS GitHub GitHub Enterprise
タスク管理 Jira Jira
ドキュメント管理 Confluence Confluence
オフィス 豊洲 永田町
社員食堂 なし... あり!

こうしてみるとLINEヤフーでは社内独自のツールを使うことが多いですね! アスクルのエンジニア組織立ち上げにはヤフーからの出向社員が関わっているため、LINEヤフーのエンジニアリングをパブリックに寄せたのが今のアスクルなのかな? と思っています。

出向して思うこと

特に自分のような新卒入社社員にとって、他社の環境を知れるのはとてもいい経験になっています。二社で働けば成長速度も倍...とまではいきませんが、二社分いろんな技術が身につきますし、社内の雑談チャットを覗いたり全社会議に参加することでLINEヤフーのカルチャーに触れたりもしています。身につけた知見についてアスクル側の同僚と話すのも楽しいです。また、LINEヤフーは社食が美味しい! ご飯目的で永田町のオフィスまで出社したりもしています。

あとこれはちょっと出向のデメリットなのですが、MacBook2台+iPhone2台と二社分のマシンがあるため、通勤がちょっと大変かも? 出向には体力が重要ですね。

最後に

ここまでお読みいただきありがとうございました。アスクルの中でもちょっと特殊な働き方のエントリになってしまいましたが、アスクルでの出向ってどんな感じなんだろう? という疑問に答えられたら幸いです。

これからも二社間でシナジーを生み出せるよう頑張っていきたいと思います!

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