スクラムアライアンス認定プロダクトオーナー(CSPO®)を取得しました!

スクラムアライアンス認定プロダクトオーナー(CSPO®)を取得しました!

こんにちは、スモールスターター笹井(@shn5333) です。
先日、Scrum Alliance 認定の CSPO(Certified Scrum Product Owner) の資格を取得しました!

この記事では、

  • CSPOってどんな資格?
  • どんな人にお勧め?
  • 受講内容・雰囲気
  • 取得してよかったこと・エンジニアがこの資格を取るメリット

などを、実際に体験した内容をもとにまとめました。

📌 CSPOとは?

CSPO(Certified Scrum Product Owner)は、Scrum Allianceが認定するプロダクトオーナー向け資格です。

スクラムチームにおけるプロダクトオーナーの役割はとても重要で、「何を作るべきか」というビジネス価値の最大化を担います。

この研修では、次のような内容を実践を交えて学びます。

  • プロダクトバックログの作成・優先順位付け
  • ステークホルダーとの関係構築
  • ユーザストーリーの定義
  • スクラムにおけるPOの責任と振る舞い

認定団体について

Scrum Allianceは、2001年設立のスクラム認定団体。CSP、CSMなど世界的に信頼される資格を多数提供しています。

🎯 受講した経緯

私は普段、エンジニアマネージャー兼プロダクトマネージャーとして開発チームと連携していますが、

「スクラムって実際どこまでPOが決めていいの?」
「チームとどうすればうまく連携できるんだろう?」

と感じることが多く、より実践的な知識を深めたいと思って受講を決意しました。

📝 研修の内容と雰囲気

私が受講したのは、5日間・オンライン開催のコースです。
講師は江端一将さん(エバッキーさん)で、終始インタラクティブな雰囲気でした!

印象的だったポイント

  • 座学よりもワーク中心
    小グループに分かれてバックログ作成やペルソナ設定を実践。

  • 失敗を歓迎する空気感
    「正解」を教えるのではなく、自分で考え抜くプロセスが大切。

  • 現場のリアルな課題とつながる
    他社のPOたちと悩みや工夫を共有できたのがとても刺激になりました。

✅ 取得してよかったこと

1. POの「責任」と「裁量」が明確になった

プロダクトオーナーの役割は単なる「仕様を決める人」ではなく、
「ビジネス価値を最大化する人」。これを徹底的に叩き込まれました。

2. チームとの関わり方を見直せた

開発チームにどこまで任せるか、どこで決断するかの境界線が明確に。
結果、信頼関係の築き方が変わってきました。

3. 他社のPOとの交流が刺激になった

業種はIT系、スタートアップ、製造業、コンサルタントなど、またポジションもディレクター、クリエイター、エンジニアなど背景が違う人たちとの対話は非常に学びが深かったです。

👤 どんな人にお勧め?

  • POとしての役割に悩んでいる方
  • スクラムの基礎を超えて、実践で通用する考え方を学びたい方
  • 将来的にプロダクトマネジメントに関わりたい方
  • スクラムマスタ/開発者との関係性をより良くしたい

👩‍💻 エンジニアがCSPOを取るメリット

  • システムとプロダクト2つの目線からプロダクトにアプローチできる
  • プロダクトの変更がシステムに対しどのくらいのインパクトがあるのかイメージでき迅速な対応が可能になる
  • ROIを最大化するにあたりシステム改修がどの程度のコストになるのかの見積もりがスムーズになる

💡 最後に:CSPOは「資格」以上の価値がある

受講前は「資格取っても意味あるのかな?」と正直思っていました。
ですが、終わってみると、これは単なる知識習得ではなく、

「チームで価値をつくる」ためのマインドセット転換

だったと思います。

プロダクトに向き合うすべての人にとって、CSPOの学びは大きなヒントになるはずです。

次回はCSPO取得の経験がどうプロジェクト推進に役立ったか具体例を添えて執筆しようと思います!

何か質問などあれば、Xの方にお気軽にコメントください!

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