こんにちは、アスクルの小山です。 私は2024年12月に中途入社し、現在は自社配送システム「とらっくる」の開発を担当しています。
本記事では、とらっくるの開発チームで行っている「輪読会」の活動内容やチームの雰囲気をご紹介します。 中途入社の立場から見た社内の様子が、入社を検討している方の参考になれば幸いです(採用も積極募集中です! ) エンジニアブログを書くのは実は前からの憧れだったので、楽しみながら執筆しようと思います!
輪読会とは
それではさっそく、輪読会の目的と開催形式についてご紹介します!
輪読会の目的は「知識と経験を共有し、チーム全体のスキルを高めること」で、開催形式はオンライン(Zoom)で週1〜2回、30分程度行っています。
前もって、読む書籍を全員で決めておき、読み進める範囲を毎回確認します。
輪読会当日になったら、読み進めた範囲について各自、気づいたことや学んだことを共有して、実際に業務にどう活かせるかを話し合っています。
これまで読んだ書籍
今まで読んだ書籍はこちら↓です。
- SQLアンチパターン
- はじめて学ぶソフトウェアのテスト技法
- Clean Architecture達人に学ぶソフトウェアの構造と設計
- 実践ドメイン駆動設計
- 「プロジェクトマネジメント」実践講座
開発に直結する技術的なテーマから、チーム運営やマネジメントまで幅広いジャンルを扱っています!
最近は「実践ドメイン駆動設計」と「『プロジェクトマネジメント』実践講座」を読み進めています。
最近の活動状況
最近読んでいる書籍と実際の活動内容の詳細を紹介します!
▼ 実践ドメイン駆動設計
こちらの書籍では、ビジネスルールを整理し、設計に落とし込む方法を学ぼうとしています。
私たちのチームでも日常の開発においてドメイン駆動設計(DDD)の考え方を積極的に取り入れており、設計手法をより深く理解しながら、業務知識をプログラムに落とし込もうとしています。
現在はプログラムへの落とし込みをする前に、イベントストーミングを実施してドメイン知識の整理をしています。
イベントストーミングとは、業務の流れやシステムの振る舞いを、ドメインイベントを中心に可視化するワークショップ形式のモデリング手法のことです。
メンバーそれぞれが持っている業務フローの知見をアウトプットして、共通認識(イベントストーミングではBig Pictureといいます)を作ろうと取り組んでいます。
そして作成したBig Pictureに、「誰が」「どんな操作を」といった情報を付け加えることによって、より詳細なフローを作成しています(画像参照)
※イベントストーミングの詳細についてはURLをご参照ください:https://www.eventstorming.com/
そして整理したものを、最終的にプログラムに落とし込もうとしています。
▼ 「プロジェクトマネジメント」実践講座
続いてこちらはチーム運営やタスク管理を扱う内容の書籍です。
私たちのプロジェクト管理に関するナレッジはまだ十分でないため、まず書籍から知見を得ようとしています。
そのうえで、手法を定型化し、再現性のある形でプロジェクトを推進できるようにすることを直近の目標としています。
まだ道半ばですが、最近はプロジェクト成果物の草案を作成して、私からメンバーに展開してみようと画策しています。
輪読会の特徴は、通常の会議とは違って、あくまで読書会という気軽な雰囲気の中で自由に話し合えることだと思っています。
リラックスした場だからこそ改善のアイデアが生まれやすいのかな? と感じています。
輪読会を通じたコミュニケーションの大切さ
さて、私が入社して一番初めにアスクルの社員に対して感じたことは「行動力が凄い!」ということです。
輪読会に限りませんが、立場を気にすることなく、「ココはこうしたほうがより良くなると思います!」といった意見が皆明確にあって、それをすぐ実践に移せる強さがあるなぁと日々感じています。
先日の輪読会にて私が、「プロジェクトで作成する成果物をちゃんと定義したいのです」と呟いたところ、即座にチームメンバーが「読んだ後に、実践したいことリスト」を書きましょうと言って作ってくれました。
「この行動力…知識をすぐ実践につなげるよなぁ…」ということを改めて感じた瞬間でした。
恐らくこの行動力は、「チームをよりよくするために自分が成長し、その手段として輪読会がある」という考えがあるからこそだと思うのです。
最後に
輪読会を通して私が感じたことは、「学んだことをそのままにせず、すぐチームの力に変えていけるんだ!」ということでした。
入社して間もなかった私でしたが、気軽に思ったことを発言したり、思いついたアイデアを気軽に試したりできる場なので、毎日がチャレンジングでとても楽しいです!
輪読会の魅力は書籍を読むことだけではなく「どうしたらチームやプロジェクトをよりよいものにできるか?」をみんなで考えて、チームワークを深められることなんだなと思ってます。
今後も輪読会を通じてチームの皆で成長して、アスクルを支える配送システムの飛躍に貢献してまいります!
ここまで読んで下さりありがとうございました(^ ^)!
仲間を募集中です!
アスクルでは、さまざまな技術に取り組みながら、共に挑戦してくれる仲間をお待ちしています!